右主気管支に発生したfibroepithelial polypを高周波スネアで切除した1例

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  • Excision of a Bronchial Fibroepithelial Polyp by Bronchoscopic Electrosurgical Snaring: a Case Report

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抄録

<p>背景.Fibroepithelial polyp(線維上皮性ポリープ)は,良性上皮性のポリープであり,気管支に発生することは比較的珍しい.我々は気管支鏡下で高周波スネアにより切除した,気管支原発fibroepithelial polypの1例を経験した.症例.53歳男性.胸部異常陰影にて当科を初診した.胸部CTでは健診で指摘された部位に異常はなく,偶発的に右主気管支にポリープ状病変を認めた.気管支鏡検査を施行したところ,右主気管支入口部の粘膜にポリープ型腫瘤を認め,同部位の生検結果ではfibroepithelial polypと診断された.後日,気管支鏡下で高周波スネアを使用しポリープを茎部より切除した.結論.気管支原発のfibroepithelial polypに対して内視鏡的に切除可能であった1例を経験した.</p>

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 40 (6), 548-552, 2018-11-25

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

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