声門下狭窄症例の気道確保における体外循環 ECMO の使用経験

  • 白倉 真之
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 渡邊 健一
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 橋本 光
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 岩手県立磐井病院耳鼻いんこう科
  • 本藏 陽平
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 石田 英一
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 野村 和弘
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 東北ろうさい病院耳鼻咽喉科
  • 香取 幸夫
    東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Tracheostomy Using Extracorporeal Membrane Oxygenation in a Patient with Subglottic Stenosis
  • 症例報告 声門下狭窄症例の気道確保における体外循環ECMOの使用経験
  • ショウレイ ホウコク セイモン カ キョウサク ショウレイ ノ キドウ カクホ ニ オケル タイガイ ジュンカン ECMO ノ シヨウ ケイケン

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抄録

<p> 緊急時の気道確保は, 気管挿管, あるいは気管切開術や輪状甲状靭帯切開といった手術手技により行われる. しかし高度の気道狭窄例では, 挿管困難や, 術中に気道狭窄が進行して換気困難となる危険性があり, 慎重な対応と習熟した手技が求められる. 今回, 診断未確定の高度な声門下狭窄症に対する気道確保時に, 体外循環である ECMO (Extracorporeal Membrane Oxygenation) を併用し, 酸素化を担保された状態で気道確保を安全に施行した症例を経験した. ECMO の特性をよく理解し, 気道確保に高いリスクを伴う症例に対する選択肢として認識することで, より安全な気道確保を行うことができると考えられる.</p>

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参考文献 (2)*注記

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