閉塞性細気管支炎にて外来呼吸リハを施行した1例

  • 杉谷 竜司
    近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 東本 有司
    近畿大学医学部呼吸器アレルギー内科
  • 白石 匡
    近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 釜田 千聡
    近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 西山 理
    近畿大学医学部呼吸器アレルギー内科
  • 山縣 俊之
    近畿大学医学部呼吸器アレルギー内科
  • 木村 保
    近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 寺田 勝彦
    近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 福田 寛二
    近畿大学医学部リハビリテーション医学
  • 東田 有智
    近畿大学医学部呼吸器アレルギー内科

書誌事項

タイトル別名
  • Pulmonary rehabilitation for bronchiolitis obliterans: a case report
  • 症例報告 閉塞性細気管支炎にて外来呼吸リハを施行した1例
  • ショウレイ ホウコク ヘイソクセイサイキカンシエン ニテ ガイライ コキュウ リハ オ シコウ シタ 1レイ

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抄録

<p>閉塞性細気管支炎(以下;BO)は,気管支領域を主病変とする慢性のびまん性肺疾患である.移植医療の進歩とともに疾患数が増加傾向である.しかし,BO患者に対する呼吸リハビリテ―ション(以下;呼吸リハ)のエビデンスは確立されていない.今回,BO患者に対する12週間の外来呼吸リハを施行し,運動療法中心の介入にて6分間歩行試験の歩行距離,等尺性膝伸展筋力,身体活動量が改善した1例を経験した.移植片対宿主病に伴うBO患者では,長期的なステロイド内服にて筋力低下が生じやすく,運動療法の重要性が高いと考える.今後は症例数を増やしてBOに対する呼吸リハのエビデンスを確立していく事が必要と考える.</p>

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