書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Pulmonary Pleomorphic Carcinoma Treated with Pembrolizumab
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抄録
<p>背景.肺多形癌は悪性度の高い稀な腫瘍で,化学療法抵抗性として知られる.Pembrolizumabによる治療を行った肺多形癌の2例を経験したので報告する.症例1.64歳,男性.右背部痛を主訴に受診し,CTで右肺下葉に腫瘤と胸膜結節を指摘された.腫瘤に対しCTガイド下経皮生検を行い肺多形癌(cT4N0M1a,stage IVA)の診断が得られた.PD-L1の高発現(tumor proportion score 100%)を認め,pembrolizumabによる治療を行ったところ腫瘍は縮小した.症例2.62歳,女性.外科的手術後,扁平上皮癌と紡錘形の肉腫様成分からなる肺多形癌(pT3N0M0,stage IIB)と診断された.PD-L1は低発現(tumor proportion score 30%)であった.Carboplatin及びnab-paclitaxelによる一次治療を行い奏効したのちに再発し,二次治療としてpembrolizumabを投与したが,腫瘍は増大し奏効しなかった.結論.PD-L1高発現の肺多形癌に対してpembrolizumabが有効である可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 肺癌
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肺癌 58 (7), 969-974, 2018-12-20
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238061281792
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- NII論文ID
- 130007555861
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- ISSN
- 13489992
- 03869628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可