05バ-24-口-05 児童の短距離走時の接地部位と走パフォーマンスの関係

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抄録

<p> 本研究は、小学生児童における走運動の接地タイプの実態とその接地タイプ(踵接地、水平接地、つま先接地)が最大速度、ステップ頻度指数、ステップ長指数、接地時間、滞空時間にどのように影響するかを明らかにすることを目的とした。小学校で実施される体力テストの50m走に参加した男子児童352名と女子児童334名の走パフォーマンスをカメラで記録した画像から分析した。男女共に踵接地タイプの割合が最も大きく、水平接地タイプ、つま先接地タイプの順に割合は小さくなっていった。男子児童においては、水平接地タイプおよびつま先接地タイプの最大速度の残差とステップ頻度指数はそれぞれ踵接地タイプよりも有意に高かった。女子児童においては、水平接地タイプのステップ頻度指数は踵接地タイプよりも有意に高く、つま先接地タイプのステップ長指数は水平接地タイプおよび踵接地タイプよりも有意に高かった。本研究の結果から、接地タイプによって接地時間や滞空時間が異なることや接地までの脚動作がステップ頻度やステップ長に影響することが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288112770944
  • NII論文ID
    130007581210
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.135_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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