09方-24ポ-26 逆さぶら下がりが身体に与える影響 第1報
書誌事項
- タイトル別名
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- 逆さぶら下がり健康器を活用して
抄録
<p> 現代人は長時間同じ姿勢で座り続けるなどの生活を送っているが、そのような生活は身体に悪影響を及ぼすことがWHOなどによって報告されている。本研究では、多様な姿勢の一つである逆位の姿勢に着目し、逆さぶら下がりが身体に与える影響に関して検討することを目的とした。調査対象者は体育専攻の大学生10名(22.1±1.5歳)とし、逆さぶら下がり健康器(WASAI社製、HD280)を用いて30秒間×3セットの逆さぶら下がりを行わせた。身長、脊柱の彎曲度(上背部後彎角・腰部前彎角)、二次元気分尺度、心拍数の変容、実施中の運動感に関する調査を行った。なお、脊柱の彎曲度の測定には自在曲線定規(ステッドラー社製、マルス、95cm)を用いた。1回目の実施後、身長は0.3±0.3cm(p<.05)有意に増加し、脊柱の彎曲度は上背部後彎角が3.5±2.6°(p<.01)、腰部前彎角が1.2±2.4°増加した。また、心拍数は開始時が82.8±16.8bpmであったが、逆さぶら下がりになると50-60bpmの範囲まで急激に減少した。多様な姿勢の一つである逆さぶら下がりが、主に姿勢を改善するといった可能性が示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 215_3-215_3, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713040892288
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- NII論文ID
- 130007581426
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可