書誌事項
- タイトル別名
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- Laparoscopic Splenectomy in a Patient with Sclerosing Angiomatoid Nodular Transformation (SANT)
- 症例 腹腔鏡下に切除した脾sclerosing angiomatoid nodular transformationの1例
- ショウレイ フククウキョウ カ ニ セツジョ シタ ヒsclerosing angiomatoid nodular transformation ノ 1レイ
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抄録
症例は49歳,女性.検診の胃透視検査で胃粘膜下腫瘍の疑いのため,紹介受診した.上部消化管内視鏡検査で,胃体上部大弯に壁外性圧迫を認めた.造影CTでは脾臓に平衡相で淡く造影される6cm大の腫瘤を認め,MRIでは辺縁は整・平滑な腫瘤で,T1強調画像で脾と等信号,T2では低信号であった.腫瘍マーカー・可溶性IL-2レセプターは正常範囲であった.術前診断は困難であり,確定診断目的に腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した.CD8・CD31・CD34を用いた免疫組織化学的検査でsclerosing angiomatoid nodular transformation(以下SANT)と診断された.SANTは,2004年に初めて報告された脾臓に特異的な腫瘤形成性の非腫瘍性血管性病変である.本邦報告例は少なく,文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 79 (6), 1299-1304, 2018
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763083710208
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- NII論文ID
- 130007599497
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 029147206
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可