児童期のAC/A比~Gradient法・Heterophoria法~

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  • AC/A ratio in children -The gradient and heterophoria methods-

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抄録

<p>【目的】児童期のAccommodative convergence/Accommodation ratio(以下AC/A比)をFar Gradient法(以下FarG)・Near Gradient法(以下NearG)・Heterophoria法(以下Hetero法)を用いて性別・年代間の変化を調査する。</p><p>【対象と方法】対象はA-児童群140名(6歳~12歳、各年齢20名)、B-健常青年群28名(21.4±3.56歳)、C-測定順を変えた児童群28名(6歳~12歳、各年齢4名)の3群で行った。AC/A比測定にはFarG・NearG・Hetero法を用いた。測定では視標や屈折を揃えて行った。</p><p>【結果】AからC群でFarG・NearG・Hetero法の順にA-1.18±0.46・1.93±0.6・4.73±0.98、B-1.13±0.4・1.73±0.57・5.29±0.82、C-1.41±0.44・1.89±0.55となった(平均値±標準偏差、⊿/D)。</p><p>【結論】児童期のGradient法・Hetero法のAC/A比が分かった。児童のAC/A比は性差を認めず、年代間ではGradient法は青年と変わりなく、Hetero法では瞳孔間距離により低値をとるものであった。</p>

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