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- タイトル別名
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- A case of tubular adenoma of the breast diagnosed with fine-needle aspiration cytology
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抄録
<p>背景 : 乳腺管状腺腫は画像診断・穿刺吸引細胞診で線維腺腫と診断されることが多い.</p><p>症例 : 27 歳, 女性. 右乳腺腫瘤を訴えて来院. 超音波所見 : 乳腺表層から脂肪織内に長径 9 mmの形状不整な低エコー腫瘤を認めた. 縦横比 (D/W) > 0.7. エラストグラフィーでは硬い腫瘤であった. 以上の所見より悪性腫瘍の可能性も疑った. 穿刺吸引細胞診 : 分泌物をもった腺腔様の小型の細胞集塊と大型のシート状乳管上皮細胞集塊を認めた. 2 種類の集塊を認め, 上皮の二相性は保たれていることから正常あるいは良性, 推定組織型は管状腺腫と考えた. 背景の間質細胞が少ないので線維腺腫は否定した. 組織診 : 小型の腺管の密な増生がみられ, 間質には乏しかった. Cytokeratin は上皮細胞に陽性, smooth muscle actin は筋上皮細胞に陽性であり, 上皮の二相性は明瞭だった. 以上より管状腺腫と判断した.</p><p>結論 : 画像診断上は乳癌も疑ったが, 穿刺吸引細胞診では本症を疑い, 乳癌・線維腺腫と鑑別診断できた.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床細胞学会雑誌
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日本臨床細胞学会雑誌 58 (2), 82-86, 2019
公益社団法人 日本臨床細胞学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288131787008
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- NII論文ID
- 130007633667
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- ISSN
- 18827233
- 03871193
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可