森林環境教育のためのVR空間の構築
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of VR space for forest environmental education
抄録
<p> 現在、自然観察や植栽、下刈りといった林業作業、工作、スポーツなど多岐にわたる活動が森林環境教育の一環として実施されている。多くの森林環境教育は森林や指導員が必要であり、すべての地域で森林環境教育の可能なフィールドがあり、指導員の数が足りているとは言い難い。したがって人と場所に限定されない森林環境教育の場が必要である。 そこで、VR(Virtual Reality)技術を用いた森林環境教育ができないかと考えた。 本研究では森林の観察用VR空間構築を目的として林地の3Dモデルを作成し、ゲームエンジンの3次元空間において1人称視点の設定を行いVR空間に再現された林地を自由に移動できるシステムを構築した。なお、林地の3DモデルはiPhone7のカメラで撮影した写真とフォトグラメトリソフトウェアのReality Captureを用いて作成し、一人称視点の設定はUnityを用いて行った。林地の3Dモデルは林冠や枝葉が再現されなかったが、地面や低い位置の樹幹の形状は再現されていた。今後はUAVやレーザースキャナ等の機器を用いた林地の3Dモデル作成や目的に応じてどのような森林体験をVR空間内に取り入れていくかを検討していくべきだろう。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 234-, 2019-05-27
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288136269312
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- NII論文ID
- 130007645292
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可