原木輸送におけるドライバーの労働負担

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タイトル別名
  • An analysis of cases of fatigue and related factors in roundwood-transportation truck drivers

抄録

<p>原木輸送は,重量や体積の大きい原木を扱うことから危険であり,特異な労働災害が生じている可能性があるが,ほとんど現状が明らかにされていない。そこで本研究では,原木輸送におけるドライバーの労働負担について調査を行った。森林組合1組合,運送業者3社,木材市場1社でトラックドライバー27名を対象に,作業内容と原木輸送時の疲労についてアンケートと聞き取り調査を行った。回答者は全員男性で,使用している車両は4t積みトラックとトレーラーが多かった。輸送距離は最大600km/日,輸送時間は最大11時間/日で,積み込み・荷降ろしにも時間を必要とし,深夜勤務や自宅外睡眠が20日以上/月のドライバーもいた。回答者の8割以上が輸送中に眠気を我慢することがあり,労働負担が大きいことが予想された。休憩がとりたくても駐車場などの場所を見つけることが困難であると答えたドライバーもおり,休憩を取りにくい環境であることが考えられた。最も緊張する道路は林道が過半数を占め,聞き取り調査では傾斜やカーブ,幅員が要因としてあげられた。また,原木は荷扱いが容易である一方,重心位置が高いため運転しにくいと回答するドライバーもいた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713067576960
  • NII論文ID
    130007645458
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_403
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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