脳卒中後の高次脳機能障害者が 就労継続に至るまでのプロセス

• 江口 みのり

  NPO法人NECSTビルド

• 髙島 理沙

  北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野

• 坂上 真理

  札幌医科大学保健医療学部作業療法学科

• 村田 和香

  北海道大学大学院保健科学研究院生活機能学分野

書誌事項

タイトル別名

• Clients' process of reaching continuous employment after higher brain dysfunction due to stroke

抄録

本研究の目的は，脳卒中後の高次脳機能障害者が就労継続に至るまでのプロセスを， 当事者の視点から明らかにすることである．３名に半構成的インタビューを実施し，質的 記述的に分析した．その結果，【発症前と変わっていないという自負】，【発症前との変化に よる精神的負担】，【受け入れてくれた存在の大きさ】，【障害に配慮のない会社への苛立ち 】，【提供されたサービスへの不信感】，【会社の意向が変わらないことへの諦め】，【障害と付き 合いながらやる仕事】という７つの大カテゴリが生成された．今後は障害を理解する姿勢 を作れるような会社への働きかけや，障害の説明スキル向上に向けた当事者への支援が必 要となると考える．

収録刊行物

• 作業療法の実践と科学

  作業療法の実践と科学 1 (2), 23-31, 2019

  公益社団法人 北海道作業療法士会

キーワード

• 脳卒中
• 高次脳機能障害
• 就労継続

詳細情報

• CRID: 1390001288142782464
• NII論文ID: 130007656959
• DOI: 10.32151/psot.1.2_23
• ISSN: 24338451
• ISSN: 24345806
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2019349505
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可