グループ・ワークにおけるふりかえりの生成 ――フランス語初級クラスの相互行為分析から――

書誌事項

タイトル別名
  • Genèse de la réflexion dans <i>le group work </i> : Analyse d’interaction en classe de débutants
  • グループ ・ ワーク ニ オケル フリカエリ ノ セイセイ : フランスゴ ショキュウ クラス ノ ソウゴ コウイ ブンセキ カラ

この論文をさがす

抄録

<p>「学習者中心」の教育-学習観がひろまり,政府もアクティブ・ラーニングを高等学校,大学における学びに望ましいものとして推奨するようになった。そのような風潮にあって,アクティブ・ラーニングの一形態であるグループ・ワークについては,さらな る学術的研究がもとめられている。その一端として,福島 (2015) では,グループ・ワークを記録した動画の相互行為分析にもとづき,学習者たちが相互行為のなかで創発的に《知識》を構築しているさまをあきらかにした。しかし,創発された《知識》は,当該の学びをふかめるための機会,すなわち「ふりかえり」の場をへて,いわば「身につ いた《知識》」とする必要がある。そこで,本論文では,ふたたびグループ・ワークの実際を分析し,「ふりかえり」の生ずるさまをあきらかにすることにより,「ふりかえり」を構造的に内在することが,グループ・ワークの有効性のひとつとなっていることを主 張する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ