難治性疼痛に対する脊髄刺激療法

  • 上利 崇
    倉敷平成病院倉敷ニューロモデュレーションセンター
  • 伊達 勲
    岡山大学大学院脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • Spinal Cord Stimulation for Intractable Pain

この論文をさがす

抄録

<p> 難治性の慢性疼痛に対して, 脊髄刺激療法 (spinal cord stimulation : SCS) は有効な治療選択肢の1つである. 最適な治療効果を得るのに重要なのは, 適切な患者選択, 刺激部位および刺激方法である. 脊髄以下の末梢の神経障害性疼痛および虚血性疼痛に対してSCSが奏効することが多い. SCSの作用機序の詳細は解明されていないが, 脊髄後索を適切に刺激することが鎮痛効果の発現に重要であると考えられている. 電極留置では疼痛部位を十分カバーするように留置する必要がある. 最近では新世代型SCS (超高頻度刺激, バースト刺激) が行われるようになり, エビデンスレベルの高い治療効果も報告されている.</p>

収録刊行物

参考文献 (31)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ