制作者研究NEO <地域にこだわる> 【第1回】吉崎 健(NHK)前編

書誌事項

タイトル別名
  • Research on TV Producers NEO ‹Attachment to the Locality› [Part I] Takeshi Yoshizaki, NHK (1/2)
  • 制作者研究NEO 地域にこだわる(第1回)吉崎健(NHK)(前編)水俣"魂の深か子"に出会って
  • セイサクシャ ケンキュウ NEO チイキ ニ コダワル(ダイ1カイ)キチサキケン(NHK)(ゼンペン)ミナマタ"タマシイ ノ シン カ コ"ニ デアッテ
  • Minamata: Meeting with “A Child with Profound Soul”
  • 水俣 “魂の深か子” に出会って

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抄録

7年前に始まった「制作者研究」はテレビ制作者個人に焦点をあて、その個性的な番組群が作られた内的なプロセスに迫ってきましたが、今年度から「制作者研究NEO」の名で新装オープン。対象を現役のテレビ制作者に絞り、本人とのホットな対話を、出来るだけ「生」な形で繰り広げながら、これまで通り番組を分析、また制作に助力した先輩やスタッフの存在も盛り込むことで、制作者の生き方をより有機的に、現場に近いところで見つめます。今年度は、地域にこだわり、その風土と歴史の中で番組を紡いできた制作者たちの特集。第1回は28年にわたり“水俣”の番組を作り続けてきたNHKの吉崎健チーフ・ディレクター(53歳)の人生を、前後編にわけて描きます。7月号掲載の前編では、1989年、NHKに入局して生まれ故郷の熊本に赴任した吉崎が、偶然仕事で胎児性水俣病患者たちと出会い、急激に”水俣“に傾斜していったプロセスを見つめます。それまで全く関心がなく、「もう終わった」と思っていた”水俣“は、近づいてみれば多くの未解決問題を抱えていました。吉崎はその後長い歳月をかけてそれと向き合っていきます。入局から3年、25歳の吉崎は、どのようにして”水俣“に”はまっていった“のか、そしてなぜそうなったのか? そのとき誰が背中を押したのか?ある胎児性水俣病患者の撮った写真の展覧会が開催されるまでを追った『写真の中の水俣』など、若き日の3本の番組の読み解きから、謎に迫まります。

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