8.2.8 炭素線による発がん

  • 今岡 達彦
    量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所放射線影響研究部
  • 西村 まゆみ
    量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所放射線影響研究部
  • 臺野 和広
    量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所放射線影響研究部
  • 島田 義也
    量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所放射線影響研究部
  • 柿沼 志津子
    量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所放射線影響研究部

書誌事項

タイトル別名
  • 8.2.8 Effect of carbon ions on carcinogenesis
  • 炭素線による発がん
  • タンソセン ニ ヨル ハツガン

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抄録

<p>HIMACを用いて行われた動物発がん実験について,RBEに関する知見を中心に概説する。重粒子線治療の二次がんリスクを予測するに当たっては,炭素線の発がんに関する生物学的効果比(RBE)の選択に不確実性がある。そこで,HIMACを用いていくつかの動物発がん実験が行われたが,その結果から,RBEが組織,年齢,線量に依存した値をとることが示唆されている。今後,全身の臓器を観察するなどのより包括的な研究が必要である。</p>

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参考文献 (31)*注記

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