感潮河川に過剰堆積した汚泥の電気化学手法による処理

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タイトル別名
  • ELECTROCHEMICAL METHOD FOR TREATING EXCESS ACCUMULATED SEDIMENT ON THE RIVERBANK OF TIDAL RIVERS
  • カン チョウ カセン ニ カジョウ タイセキ シタ オデイ ノ デンキ カガク シュホウ ニ ヨル ショリ

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抄録

<p> 電気化学手法(電子制御)による堆積泥の処理は,有機物の消化過程に準じた浄化法である.本論文では,電気化学手法による堆積泥内の硫化水素と栄養塩類の除去機構,および性能に及ぼす要因についてレビューした.さらに,これまで著者らが開発してきた太陽電池を併用した電気化学手法による硫化水素と栄養塩類の除去効果について現地実験結果を示した.1.5Vの太陽電池を通電システムに組み入れることで堆積泥の電極電位を1.5Vを超える振幅まで変動させることができた.さらに,電極での日周期変動は酸化反応を活発化し,硫化水素と栄養塩類の除去効果を劇的に向上させることを確認した.現地実験により,沿岸域に過剰堆積した汚泥の処理技術として本システムは,堆積泥の処理効果が安定して高く得られることから実用性が高まった.</p>

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