性状の異なる一般廃棄物焼却主灰の散水・炭酸化処理による溶出特性への影響

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タイトル別名
  • Effects of Sprinkling Water and Aeration Treatments on the Elution Characteristics of MSWI Bottom Ash with Different Properties.

抄録

<p>最終処分場の新規建設が難しい現在において焼却残渣のリサイクルは喫緊の課題である。筆者らは焼却主灰のリサイクル促進を目的として、散水・炭酸化処理の効果および処理後焼却主灰の力学特性の検討を行っている。しかし焼却残渣は廃棄物組成、焼却施設、焼却方法等によりその性状が異なる。そこで本研究では、性状の異なる全国6カ所の一般廃棄物焼却施設の焼却主灰を対象に散水・炭酸化処理を行った際の溶出特性への影響について検討を行った。本研究において、シリアルバッチ試験でのPbの溶出濃度は、焼却主灰のPb含有量に関わらず、湿灰よりも乾灰で高くなる傾向が得られた。また、カラム試験の炭酸化処理により、乾灰、湿灰ともにPbの溶出抑制効果が確認された。Clは湿灰において難溶性塩の溶解と推定される溶出促進効果が確認されたが、乾灰ではほとんど見られなかった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282752371741568
  • NII論文ID
    130007748961
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.30.0_375
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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