改正図書館令における中央図書館制度の成立と運用に関する意見の検討

• 仲村 拓真

  青山学院大学

書誌事項

タイトル別名

• A Study on Arguments about “Central Library System” Regulated by Library Act in 1933
• カイセイ トショカンレイ ニ オケル チュウオウ トショカン セイド ノ セイリツ ト ウンヨウ ニ カンスル イケン ノ ケントウ

抄録

　1933年の改正図書館令による中央図書館制度の再解釈を試みるため，成立当時の雑誌記事，会議録等を史料とし，成立及び運用をめぐる関係者の意見を分析した。結果として，代表となる図書館が他館を指導する考え方は図書館令改正運動が初出ではないこと，成立の経緯では，日本図書館協会に比べ，青年図書館員聯盟では大きな関心事とならなかった可能性があることなどを明らかにした。運用については，①活動内容の問題，②活動条件の不備，③図書館間の関係性，④中央図書館の実態把握，に関して，批判や問題点の指摘があったことが判明した。

収録刊行物

• 図書館界

  図書館界 71 (4), 240-254, 2019-11-01

  日本図書館研究会

キーワード

• 図書館（公共）－日本

詳細情報

• CRID: 1390002184849885568
• NII論文ID: 130007760206
• NII書誌ID: AN00173287
• DOI: 10.20628/toshokankai.71.4_240
• ISSN: 24241717
• ISSN: 00409669
• NDL書誌ID: 030042720
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I030042720
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可