03心-12-ポ-26 青年期前期のボディイメージに関連する3尺度の作成

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タイトル別名
  • 性別・学年・体格・身体活動レベルによる検討

抄録

<p> 本研究の目的は、青年期前期のボディイメージの特徴を把握するための基礎研究として、青年期前期用の「身体感覚尺度」、「社会的体格不安尺度」、「日本語版身体的自己評価尺度(PSDQ-J)」を作成し、それらの尺度と性別・学年・体格・身体活動レベルとの関連を検討することである。中学1年生から高校3年生(12—18歳)の生徒832名(14.48±1.72歳)を対象とし、質問紙調査を実施した。その結果、「青年期前期用身体感覚尺度」15項目(3因子)と「PSDQ-J」27項目(8因子)が新たに作成され、「社会的体格不安尺度」については、国内で成人用に標準化されている7項目が青年期前期の年代にも適用されることが確認された。社会的体格不安とPSDQ-Jについては性差が認められ(p<.01)、3尺度すべてにおいて学年による差が認められた(p<.05)。体格との関連については、社会的体格不安とPSDQ-Jにおいて、「肥満傾向群」と他の2群(普通群・痩身傾向群)との間に有意差が認められた(p<.05)。身体活動レベルとの関連については、3尺度すべてにおいて、「高運動群」と他の2群(中運動群・低運動群)との間に有意差が認められた(p<.05)。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184855164800
  • NII論文ID
    130007770008
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.133_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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