04生-12-口-17 持久系アスリートの大動脈スティフネスと左心室収縮機能の関係

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抄録

<p> 【背景】動脈スティフネスは心機能と密接に関連し、動脈スティフネスの増大は左心室収縮機能を低下させる。動脈スティフネスは左心室収縮機能と相関関係を示すことが明らかにされているが、動脈伸展性が高い持久系アスリートの動脈スティフネスと左心室収縮機能の関係は不明である。【目的】持久系アスリートにおける大動脈スティフネスと左室収縮機能の関係を明らかとする。【方法】持久系トレーニングを行なっているアスリート16名(20.3±1.1歳)を対象とした。大動脈スティフネスの指標として頸動脈―大腿動脈間脈波伝播速度(cfPWV)を、左心室収縮機能の指標として駆出率および内径短縮率を同日に測定し、cfPWVと左心室収縮機能との関係を評価した。【結果】cfPWVは左心室ポンプ機能の指標である駆出率との間に負の相関関係(r=-0.589、P=0.016)が認められた。また、cfPWVは心筋収縮力の指標である内径短縮率との間に負の相関関係(r=-0.579、P=0.019)が認められた。【結論】持久系アスリートにおいて、低い大動脈スティフネスは高い左心室収縮機能と関連することが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134808592896
  • NII論文ID
    130007770079
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.157_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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