05バ-10-口-03 クラウチングスタートからの一歩目支持期における足関節底屈筋群の収縮要素の長さ変化について

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タイトル別名
  • 複数の筋骨格モデルを用いての検討

抄録

<p> クラウチングスタートからの1歩目支持期について、キネティクス的分析を行った先行研究から、足関節は支持期前半において底屈トルクによる負のトルクパワー、支持期後半では正のトルクパワーを発揮していることが明らかになっている。また、この結果から、足関節底屈筋群は、支持期前半では、伸張性収縮、支持期後半では、短縮性収縮していると推測されている。しかし、実際の収縮状態を調べた研究はない。そこで、本研究の目的は、筋骨格モデルによるシミュレーションを行い、1歩目支持期における足関節底屈筋群の収縮状態を調べることとした。シミュレーションによって得られる結果の妥当性を高めるために、先行研究を参考にヒラメ筋と腓腹筋の収縮要素の至適長および直列弾性要素の自然長を変更した20のモデルを作成し、それぞれのモデルを用いて、被験者の動作を再現するようなシミュレーションを行った。結果として、ヒラメ筋は、直列弾性要素の弾性が低い場合において、接地から離地まで短縮性収縮を行っていた。一方、腓腹筋については、直列弾性要素の弾性および収縮要素の自然長に関係なく短縮性収縮を行っていた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609785503232
  • NII論文ID
    130007770169
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.168_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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