09方-11-ポ-04 リバウンドジャンプからみた走高跳選手と走幅跳選手における下肢SSC運動の特性
抄録
<p> 陸上競技跳躍種目は踏切局面が競技力を決定づける重要局面であり、この局面において下肢のSSC運動遂行能力が重要である。一方、走高跳(HJ)は高さを走幅跳(LJ)は距離を目指すことが課題となるため、両種目の踏切局面で要求されるSSC運動の特性は異なる可能性がある。本研究では、リバウンドジャンプ(RJ)テストにおける下肢3関節の力学量をリアルタイムに算出するQMAS(DKH社製)を用いて、男子HJ選手13名、LJ選手12名を対象に、RJのパフォーマンス変数(RJ指数・跳躍高・接地時間)と下肢関節力学量から踏切局面の下肢SSC運動の特性について評価した。その結果、両群は競技力およびRJ指数が同等であるにも関わらず、HJ群はLJ群よりもRJの接地時間が有意に長く、膝関節の負・正の仕事、股関節の負の仕事が有意に高い値を示した。実際の競技ではHJがLJよりも長い踏切時間でSSC運動が遂行されているために、このような踏切局面の特性が競技特性としてRJに出現したと考えられる。したがって、競技力やRJ指数が同じでも種目によって接地時間や跳躍高、それらを生み出す下肢関節力学量の特徴は異なることが示された。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 260_1-260_1, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184855395584
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- NII論文ID
- 130007770391
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可