09方-11-ポ-17 車いすバスケットボール競技における選手の持ち点とシュートシチュエーションの分析

DOI

抄録

<p> 車いすバスケットボール競技では、障がいの程度により1.0~4.5までの持ち点が与えられ、コート上のプレイヤーの合計持ち点が14.0を超えてはならないと定められていることにより、運動能力が異なるプレイヤーが常に同時にプレイすることになっている。そのため、障がいが軽く(持ち点の高い)得点力のあるハイポインターにいかに得点を取らせるかが重要になってくるが、チームが勝利するためには他の選手もより多くの得点を挙げることが求められる。そこで、本研究では、各クラスのプレイヤーがどのような状況下でシュートを打っているのかを明らかにすることを目的とした。2016年リオパラリンピックの女子競技の8試合を対象とし、プレイヤーをHigh(4.0-4.5)、Middle(2.5-3.5)、Low(1.0-2.0)の3つのグループに分け、ビデオ映像からシュートを打ったプレイヤーの持ち点やエリア、シュートにつながった戦術行為などを記録し集計を行った。分析の結果、シュートにつながった戦術行為として、1対1がHighグループで多く見られたが、他のグループではあまり見られなかった。また、持ち点の高いグループほど、非ノーマークでのシュートが多くなる傾向が明らかとなった。</p>

収録刊行物

詳細情報

  • CRID
    1390002184854828672
  • NII論文ID
    130007770452
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.264_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ