本邦における局所性ジストニア患者の性格傾向―発症部位，職業からみた考察―

• 小林（野網） 惠

  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科 山梨大学大学院医学工学総合教育部

• 丸尾 和司

  筑波大学医学医療系生物統計学

• 坂本 崇

  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科

• 高橋 祐二

  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科

• 堀越 勝

  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター

書誌事項

タイトル別名

• Personality traits of Japanese patients with focal dystonia—Variable classification by affected body part and occupation—

抄録

本邦における局所性ジストニア患者92名を対象として，Revised NEO Personality Inventory（NEO-PI-R）に基づく結果を決定木法に基づいて解析し，職業および発症部位による観点から性格傾向を検討した．その結果，患者パーソナリティは発症部位よりも，職業に関与するか否かによって傾向が異なることが示唆された．また音楽家を含む職業性ジストニア患者における神経症傾向と高水準の不安，職業性上肢ジストニア患者の現実的思考，musicians’ dystonia患者におけるポジティブ/ネガティブ両方の豊富な感情体験が明らかとなった．

収録刊行物

• 臨床神経学

  臨床神経学 59 (12), 791-798, 2019

  日本神経学会

キーワード

• 決定木法
• musicians’ dystonia
• NEO-PI-R
• 職業性ジストニア
• パーソナリティ

詳細情報

• CRID: 1390846609786312576
• NII論文ID: 130007772691
• DOI: 10.5692/clinicalneurol.cn-001268
• ISSN: 18820654
• ISSN: 0009918X
• PubMed: 31761830
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/59/12/59_cn-001268/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2020103672
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可