携帯式尿流量計(p-flowdiary®)による日本人男性の尿流率の検討と尿流ノモグラムの作成

DOI

抄録

<p>【目的】P-Flowdiary®は排尿機能障害を在宅で簡便にスクリーニングできるツールとして本邦で開発された。この特性を利用し日本人男性における排尿量と尿流率の相関性の評価を行い年代別尿流ノモグラムの作成を目的とする。【対象/方法】20から59歳の日本人一般男性ボランティア101例にP-flowdiary®を用いて数日間の排尿データを採取した。個人の排尿データから最大尿流量と排尿量に対する近似曲線を作成し、その寄与率を算出した。さらに年代別の最大尿流量と排尿量の関係を比較し、年代別尿流ノモグラムを作成した。【結果/考察】被験者ごとの解析では、最大尿流量と排尿量に対する近似曲線は二次関数での寄与率が非常に高く(R2の平均値0.93±0.06)最大尿流量は排尿量によって規定されることが示唆された。また日本人一般男性は20歳代から40歳代では最大尿流量の平均値に有意な差は認めず、50歳代になると有意に最大尿流量の低下を認めることが分かった。これらの年代別排尿データより20-59歳の日本人一般男性における年代別尿流ノモグラムを作成した。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S123_1-S123_1, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609788806400
  • NII論文ID
    130007776476
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s123_1
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ