頚椎症性筋萎縮症の12歳男児例

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タイトル別名
  • A 12-year-old boy with cervical spondylotic amyotrophy

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抄録

<p> 受診1年前からの後頚部の凝りに引き続く左上腕の筋力低下と筋萎縮を呈した12歳男児例を報告した. Spurling testで左僧帽筋に放散痛を認め, 骨格筋CTでは左三角筋萎縮を認めた. 頚部MRIでは左神経叢の腫大とSTIR高信号を特にC5, 6神経節において認めた. 電気生理学的検査では神経原性変化を示した. 以上より頚椎症性筋萎縮症と診断した. ステロイドパルス療法直後に症状の改善を認めた. 本症小児例は稀で, 髄節性に所見を認めることが特異的であった. </p>

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 52 (1), 22-25, 2020

    一般社団法人 日本小児神経学会

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