ヒドロモルフォン塩酸塩とハロペリドールの混合液の持続皮下注時の皮下硬結がハロペリドールの中止により改善した1例

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  • Subcutaneous Induration Induced by Haloperidol with Hydromorphone Citrate: A Case Report

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抄録

<p>ヒドロモルフォン塩酸塩注射液(以下ヒドロモルフォン)とハロペリドールの混合液の持続皮下注時にみられた皮下硬結がハロペリドールの中止により改善したので報告する.患者は70歳女性,原発不明がんの頸部リンパ節転移による頸部痛があった.ヒドロモルフォンの持続皮下注が開始された9日後に当院緩和ケア病棟に転棟した.オピオイド増量による吐き気があり,ヒドロモルフォンにハロペリドールを追加した.第4, 9, 11病日に皮下硬結をきたし,皮下注針の刺し替えを行った.第11病日からハロペリドールなしの持続皮下注に戻したところ,以後亡くなるまでの14日間,皮下硬結は出現しなかった.ヒドロモルフォンとハロペリドールの混合液の持続皮下注時の皮下硬結にはハロペリドールの影響が大きいことが推測された.</p>

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