調査研究ノート 視覚障害者の放送へのアクセシビリティ向上にむけて

書誌事項

タイトル別名
  • Research Report Improving Accessibility for People with Visual Impairment
  • 視覚障害者の放送へのアクセシビリティー向上にむけて : 番組の自動解説音声の試みから
  • シカク ショウガイシャ ノ ホウソウ エ ノ アクセシビリティー コウジョウ ニ ムケテ : バングミ ノ ジドウ カイセツ オンセイ ノ ココロミ カラ
  • Experiment with “Automated Audio Description” of Broadcast Programs
  • 番組の自動解説音声の試みから

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抄録

NHK放送文化研究所はNHK放送技術研究所などと連携して、視覚障害者向けに番組の補足情報を自動で音声化し提供する「自動解説音声」のサービス実現に向けた調査研究を行ってきた。視覚障害者に情報を届ける解説放送は、字幕放送に比べて普及率が大幅に下回っている。さらに、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に、障害者向けのサービスへの関心も高まっている。視覚障害者が放送サービスを円滑に利用すること、放送へのアクセシビリティーの向上には何が必要となってくるのか。この課題に取り組む一環として、収録番組の『きょうの料理ビギナーズ』に「自動解説音声」を付与した音声を作成し、視覚障害者にどう受け止めたのかをWEBアンケートで尋ねた。その結果、障害の度合いに応じて求める補足情報やサービスが異なることなどが浮かび上がった。今回のWEBアンケートの分析を交えて、解説サービスの現状と今後について報告する。

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