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- 中村 陽一
- 横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター
書誌事項
- タイトル別名
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- Transitional medicine for pediatric allergic diseases -Comments from internal medicine-
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抄録
<p>小児アレルギー疾患の内科への移行は決して良好とはいえない.総合病院での実態は,患者が同じ施設内の内科への移行の意義を認識しておらず,進学や就職などを契機に転居先近隣の内科へ紹介という形式をとることが多い.また,そのような転院に際しては,欠席や欠勤を避けるために,総合病院ではなく,土曜診療が可能な診療所を希望する.喘息に関しては,小児喘息,成人喘息いずれも,それに従事する専門医の数は比較的保たれており,小児科から内科への移行には大きな障碍がない.アトピー性皮膚炎は小児科から皮膚科へスムースに移行しており,アレルギー性鼻炎は小児期から耳鼻咽喉科を受診している.やはり,問題は食物アレルギーである.それは,原因食物が経年齢的に変化するからではなく,食物アレルギーを診る内科医の絶対数の不足である.成人領域は,アレルギー専門医を取得していてもアレルギー診療を本務としている医師が10人中1人にも満たない.アレルギー疾患対策基本法に基づく政策が浸透するのを祈るのみである.</p>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 34 (1), 82-87, 2020-03-20
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390565134839339904
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- NII論文ID
- 130007815603
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可