書誌事項
- タイトル別名
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- A suspected case of Hashimoto encephalopathy with frequent relapses despite multiple courses of immunotherapy
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抄録
<p>甲状腺機能低下症の既往がある初発時51歳,男性.全身倦怠,頭痛の数日後に急激に昏睡となった.入院時JCS III-200で局在症候は認めなかった.血清抗サイログロブリン抗体>4,000 IU/ml,抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体265 IU/mlであった.抗神経抗体検索は不十分であったが抗甲状腺抗体陽性により橋本脳症を疑った.ステロイドパルス療法により軽快したが,プレドニゾロン漸減中に計7回再燃した.各再燃時とも髄液所見,頭部MRIでは異常なし.血漿交換,アザチオプリンを追加し発症2年で急性症候再燃は収束したが,注意,記憶障害は残存した.橋本脳症では再燃を繰り返す事があり,経過観察が必要である.</p>
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 60 (3), 200-205, 2020
日本神経学会