胸椎後彎姿勢が上肢挙上角度の違いによる 肩甲骨位置に与える影響

• 原田 美由紀

  ハーベスト医療福祉専門学校

• 横山 茂樹

  京都橘大学 健康科学部 理学療法学科

• 河村 顕治

  吉備国際大学大学院 保健科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• The effect of thoracic kyphosis posture on scapula position due to the difference in arm elevation angle

抄録

<tt> </tt>[<tt>目的</tt>]<tt>胸椎後彎姿勢が肩甲骨位置に与える影響を把握することとした．</tt> [<tt>対象と方法</tt>]<tt>対象は健常男性</tt>25 <tt>名とした．胸椎後彎姿勢・直立姿勢の</tt>2 <tt>条件で，下垂位・上肢挙上</tt>30<tt>°・</tt>60<tt>°・</tt>90<tt>°・</tt>120<tt>°位での①胸椎後彎角度，②肩甲骨上方回旋・後傾・外旋角度，③②の上肢挙上角度間の変化量の比較を行った．</tt> [<tt>結果</tt>]<tt>胸椎後彎姿勢では，上肢挙上</tt>0<tt>‐</tt>60<tt>°位で前傾位および内旋位に，</tt>60<tt>‐</tt>90°<tt>位で内旋位にあった．また，</tt>30<tt>‐</tt>60<tt>°位間では外旋の変化量が，</tt>60<tt>‐</tt>90<tt>°位間では外旋および後傾の変化量が大きかった．</tt>[<tt>結語</tt>]<tt>胸椎後彎に伴い前傾・内旋している肩甲骨は，</tt>30°<tt>位から外旋方向へ，続いて</tt>60<tt>°位から後傾方向へ動く</tt>3 <tt>次元的な運動をしている可能性が示唆された．</tt>

収録刊行物

• 保健医療学雑誌

  保健医療学雑誌 11 (1), 17-23, 2020-04-01

  保健医療学学会

キーワード

• 肩甲骨位置
• 上肢挙上角度
• 胸椎後彎姿勢

詳細情報

• CRID: 1390565134844725760
• NII論文ID: 130007826052
• DOI: 10.15563/jalliedhealthsci.11.17
• ISSN: 21850399
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jalliedhealthsci/11/1/11_17/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可