胸椎硬膜外血腫を契機に血友病と診断された3ヶ月乳児の1例

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  • A case report of 3-month-old infant diagnosed as hemophilia by epidural hematoma

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抄録

<p>胸椎硬膜外血腫を契機に血友病と診断された極めてまれな3ヶ月乳児の1症例を経験した.両親が両下肢の筋力低下に気づき,MRIによって胸椎硬膜外腫瘤を認めた.血腫が疑われたが,症状改善が認められず手術となり,第8胸椎から第2腰椎までの片開き式椎弓形成術を行った.腫瘤は術前診断のとおり血腫であり,術後ただちに下肢麻痺は改善し成長に支障なく11ヶ月時には一人歩きを獲得した.術後,血友病A重症型と診断された.</p>

収録刊行物

  • Journal of Spine Research

    Journal of Spine Research 11 (4), 769-773, 2020-04-20

    一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会

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