麻酔管理中の上室性頻脈性不整脈に対するピルシカイニドの有用性が認められた2症例

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of Pilsicainide for Tachyarrhythmias during Anesthesia:Report of Two Cases

抄録

<p>麻酔中は,麻酔薬による血管拡張作用や心筋抑制作用により低血圧が生じやすく,加えて不整脈が発生した際には慎重に抗不整脈薬の適応を考える必要がある.今回,麻酔管理中に出現した発作性心房粗細動および接合部期外収縮による頻拍に対して,選択的Naチャネル阻害薬であるピルシカイニドを用いた2症例を報告する.麻酔管理中に頻脈性不整脈をきたした際に,ピルシカイニドは心筋抑制作用が比較的軽微であり安全かつ効果的に使用できる薬剤であると思われた.</p>

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参考文献 (4)*注記

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