波長980 nmの高出力ダイオードレーザーを用いた前立腺肥大症に対する接触式レーザー前立腺蒸散術 (CVP) の初期経験

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Early experiences of contact laser vaporization of the prostate using the 980 nm high power diode laser for benign prostatic hyperplasia

この論文をさがす

抄録

<p>目的 : BPHに対する接触式レーザー前立腺蒸散術 (CVP) の安全性と有効性について検討した.</p><p>対象と方法 : 2017年5月から2019年11月までにCVPを施行した90例を対象とした. 術前, 術後1, 3, 6, 12, 24カ月におけるIPSS, QOLスコア, 最大尿流率, 残尿量を測定した.</p><p>結果 : 平均年齢は71.3±6.4歳, 術前の前立腺体積は101.1±37.7 mL, 手術時間は102.9±28.0分, 総エネルギー照射量は450 ± 128 kJであった. 抗血栓薬継続症例が23例 (25.6%) 含まれていたが輸血を要しなかった. IPSS, QOLスコア, Qmax, 残尿量は国内治験データと同様に術後早期から改善され, 術後2年経過しても維持されていた.</p><p>結論 : 今回の検討からCVPは高い蒸散効率と優れた止血能力が示された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ