高周波カテーテルアブレーションにおけるペースメーカ電磁干渉反応の各社比較

  • 工藤 幸雄
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 野村 悠
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院循環器内科
  • 大城 力
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院循環器内科
  • 城間 悠子
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 上原 三佳
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 池村 昭仁
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 由上 智子
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 山本 康仁
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院臨床工学部
  • 當眞 さゆり
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院看護部
  • 石原 由美
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院看護部
  • 比嘉 健一郎
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院循環器内科
  • 轟 純平
    医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院循環器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Electromagnetic Interference of Catheter Ablation with Implanted Cardiac Devices Action

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抄録

<p>高周波カテーテルアブレーション中のペースメーカ作動について検証した.アクリル水槽内にペースメーカ,心房・心室リード,および対極板を設置し,アブレーションカテーテルをペースメーカ電極より10cmの距離から近付けた.その際,ペースメーカ本体,心房・心室リード,対極板付近に電位観測のため電極を配置し,ポリグラフで電位観察した.リード付近通電で極性切換の有無,セイフティーペーシング機能発現の有無など,各社作動様式に違いが認められた.通電をすべてセンシングとみなし,ペーシング停止した機種もあったが,多くの機種はDDD/AAI/VVI/DOO/AOO/VOOモードでリード付近に通電を行うと,心房心室同時ペーシングし,対極板やペースメーカ本体にもペーシング電位を認めた.また,通電がなくとも,リード付近にアブレーションカテーテルを近付けただけで心房心室同時ペーシングする機種もあった.電磁干渉反応は各社作動基準が異なるが,作動様式を把握し,術前モード選択や設定を変更するといった事前対策が必要である.</p>

収録刊行物

  • 心電図

    心電図 39 (3), 183-194, 2019-10-31

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

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