書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Thoracoscopic Repair for Early Recurrence of Traumatic Diaphragmatic Hernia After Laparoscopic Repair
- キョウコウキョウ カ ニ サイシュウフク オ オコナッタ ガイショウセイ オウカクマク ヘルニア ソウキ サイハツ ノ 1レイ
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抄録
<p>症例は82歳男性。転落により全身を打撲,横隔膜ヘルニアの疑いで搬送された。CTで左横隔膜の断裂と胃および横行結腸の胸腔内への脱出を認め,外傷性横隔膜ヘルニアの診断で同日,胸腔鏡・腹腔鏡下に修復術を施行した。手術は開脚上体右半側臥位で開始,腹腔鏡下に脱出臓器の還納を行い,胸腔鏡下に肺および縦隔損傷のないことを確認した。左横隔膜は腱中心で水平方向に8cm,全層性に離開しており,修復は腹腔鏡下に縫合を施行した。手術診断は外傷性横隔膜ヘルニア,外傷学会分類Ⅲb型であった。術後11日目にCTで心囊液増加とヘルニア再発を認め,2ヵ月後に胸腔鏡下再修復術(メッシュ使用)を施行した。再手術後12ヵ月を経過した現在,再々発は認めていない。外傷性横隔膜ヘルニアに対する鏡視下手術治療は,損傷部が心囊に近接する場合は,腹腔鏡に比べて操作の容易な胸腔鏡下修復が望ましいと考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 40 (1), 73-77, 2020-01-31
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390567172582760704
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- NII論文ID
- 130007919355
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- NII書誌ID
- AN10426469
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- NDL書誌ID
- 032466944
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可