-
- 飯田 順子
- 筑波大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- International Comparison of School Psychology:
- Research Trend of School Psychology in the World
- ―世界の学校心理学の研究動向から―
抄録
<p> 本稿では,世界の学校心理学の研究動向を明らかにするため,最近3年間に国際学校心理学会の学会誌に掲載された文献のレビューを行った。そして,抽出された64編の論文について,調査対象国の地域と研究方法,研究テーマのそれぞれの傾向を明らかにした。結果から以下のような傾向が見られた:(1)学校心理学の研究がこれまで研究が少なかった国や地域に広がりつつある,(2)“文化”に焦点を当てた研究の存在感が高まっている,(3)心理教育的援助サービスの各段階に対応する介入が見られる,(4)心理職の役割が国の教育情勢や文化に強く影響を受ける。最後に国際比較研究を行う意義や教育心理学の役割について言及した。</p>
収録刊行物
-
- 教育心理学年報
-
教育心理学年報 59 (0), 128-143, 2020-03-30
一般社団法人 日本教育心理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390567901491617536
-
- NII論文ID
- 130007935481
-
- ISSN
- 21863091
- 04529650
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可