著明な片側腎機能低下を認めたが腎盂形成術で腎摘を回避できた水腎症の 1 例

• 中崎 公隆

  小張総合病院小児科

• 諸橋 環

  日本大学医学部小児科学系小児科学分野

• 清水 翔一

  日本大学医学部小児科学系小児科学分野

• 河村 研吾

  小張総合病院小児科

• 高橋 昌里

  板橋中央総合病院

• 森岡 一朗

  日本大学医学部小児科学系小児科学分野

書誌事項

タイトル別名

• A case of severe hydronephrosis with the renal function successfully recovered from pyeloplasty

抄録

症例は 9 歳男子．腹痛発作を主訴に受診し，左腎に高度の水腎症を認めた．当初無機能腎として腎摘出術も検討されたが，腎実質障害は可逆性と判断し腎盂形成術を実施したところ，著明な腎機能の改善が得られた．高度な水腎症で検査上無機能と判断される場合でも，不可逆性の組織変化を来す病態以外では腎温存術を検討する必要がある．

収録刊行物

• 日本小児腎臓病学会雑誌

  日本小児腎臓病学会雑誌 33 (2), 163-167, 2020

  一般社団法人 日本小児腎臓病学会

キーワード

• 高度水腎症
• 腎摘出術
• 腎盂形成術
• 腎シンチグラフィ

詳細情報

• CRID: 1391412326420284288
• NII論文ID: 130007939789
• DOI: 10.3165/jjpn.cr.2019.0164
• ISSN: 18813933
• ISSN: 09152245
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpn/33/2/33_cr.2019.0164/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2021266700
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可