外部音に合わせた母指-示指タッピングの上肢協調運動評価としての有用性

DOI
  • 吉田 彩華
    札幌医科大学大学院保健医療学研究科
  • 久保 勝幸
    北海道千歳リハビリテーション大学健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
  • 山田 恭平
    北海道千歳リハビリテーション大学健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
  • 中島 そのみ
    札幌医科大学保健医療学部作業療法学科
  • 仙石 泰仁
    札幌医科大学保健医療学部作業療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of thumb-index finger tapping in response to external auditory stimulias an assessment of upper limb coordination

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抄録

協調運動検査の1つである母指-示指タッピングを定量的に評価できるタブレットトラッカーTT-Zを用い,健常成人60名を対象に外部音のテンポの違いによる母指-示指タッピングの基準データを明らかにし,既存の検査との相違点を検討した.結果,基準のテンポの違いによって距離のずれ率に違いはなかったが,テンポのずれ率では速いテンポになるにつれてずれの割合は増加した.さらに,タッピングのタイミングではテンポに関わりなく音刺激よりも早くタッピングしていた.また,母指-示指タッピングと労研式タッピングでは全ての基準のテンポとの間で,ペグボードではテンポのずれ3Hzとペグボードの全ての項目で関連が認められた.

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