群落熱収支モデルとHYDRUS-1Dの連結プログラムを用いた 畑地の土壌水分量・ 地温予測モデルの構築
書誌事項
- タイトル別名
-
- Simulation of soil water & heat transport in a vegetated field using a coupled program of the canopy energy budget model and HYDRUS-1D
- 群落熱収支モデルとHYDRUS-1Dの連結プログラムを用いた畑地の土壌水分量・地温予測モデルの構築 : ダイズ栽培圃場における蒸発・蒸散の配分割合の検討
- グンラク ネツ シュウシ モデル ト HYDRUS-1D ノ レンケツ プログラム オ モチイタ ハタチ ノ ドジョウ スイブンリョウ ・ チオン ヨソク モデル ノ コウチク : ダイズ サイバイ ホジョウ ニ オケル ジョウハツ ・ ジョウサン ノ ハイブン ワリアイ ノ ケントウ
- Investigation of partitioning evapotranspiration in a soybean field
- ダイズ栽培圃場における蒸発· 蒸散の配分割合の検討
この論文をさがす
抄録
蒸発散は,畑地の土壌水分· 熱動態を明らかにする上で重要な要素である.本研究では,群落熱収支モデルの1 つである土壌面と植被層の熱収支式を表す2 層モデルとHYDRUS-1D を連結し,蒸発と蒸散をともなう土壌水分量· 地温変化の予測プログラムを構築した.ダイズ栽培圃場の観測値に対し,モデルの検証,放射透過率τの検討を行った.可能蒸発Egp · 蒸散Ecp が生じる乾燥初期の土壌水分量と地温の再現性から,地表面被覆率に基づいて簡易的にτ を与えることで,適切なEgp とEcp の配分割合を計算できることが示された.また,より長期間の乾燥過程の数値計算を行い,土壌乾燥による蒸発 · 蒸散速度の低下,熱収支成分の変化を示した.土壌水分量と地温の再現性から,補填吸水の考慮による根圏下層の吸水促進の必要性や,大きな不飽和透水係数を与え蒸発速度低下を抑制する必要性が示された.
収録刊行物
-
- 土壌の物理性
-
土壌の物理性 146 (0), 3-16, 2020
土壌物理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1391412881281528448
-
- NII論文ID
- 130007967184
-
- NII書誌ID
- AN00347581
-
- ISSN
- 24352497
- 03876012
-
- NDL書誌ID
- 031231309
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可