皮膚癌患者の終末期医療 ―どこで最期を迎えるか―

  • 松井 悠
    新潟県立がんセンター新潟病院 富山大学大学院医学薬学研究部皮膚科学
  • 佐々木 仁
    新潟県立がんセンター新潟病院 新潟大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学分野
  • 高塚 純子
    新潟県立がんセンター新潟病院
  • 竹之内 辰也
    新潟県立がんセンター新潟病院

書誌事項

タイトル別名
  • Terminal Care for Skin Cancer Patients: Survey of Trend in Place of Death
  • ヒフ ガン カンジャ ノ シュウマツキ イリョウ : ドコ デ サイゴ オ ムカエル カ

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抄録

<p>1997年から2020年3月までに新潟県立がんセンター新潟病院で皮膚癌による死亡を158例経験した.死亡年齢は平均71.6歳(30~100歳),疾患は悪性黒色腫が51%と約半数を占めた.居住地は55%が新潟市であったが,その他は全県広域に及んでいた.死亡場所は当院54%,ホスピスを含めた他施設36%,自宅8%であり,経年的には後方連携の促進による他施設死亡の増加傾向がみられた.終末期の皮膚癌患者が地元での看取りという選択を取り得るための,さらなる連携体制の構築が求められる.</p>

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