子宮圧迫縫合術後,縫合糸による腸閉塞を発症した1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case of small bowel obstruction occurring secondarily after uterine compression suture for intractable uterine bleeding during cesarean section due to adherent placenta
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抄録
<p> 癒着胎盤や前置胎盤などに起因する帝王切開術時の止血困難例に対する子宮圧迫縫合術(UterineCompression suture:UCS)の有効性は多数報告されているが,合併症の報告は限られている.今回,帝王切開術時の止血困難に対してUCSにより止血を得たが,術後29日目に再開腹術を要する腸閉塞を発症した症例を経験したため報告する.症例は31歳で2回の帝王切開術既往がある.妊娠38週0日に選択的帝王切開術施行時,癒着胎盤を認め,胎盤用手剥離後に超鈍針付モノディオックス®にてUCS施行し止血を得た.術後16日目より腹痛を認め,腸閉塞の診断で再入院とした.保存的治療に反応せず,術後29日目に再開腹術を行ったところ,小腸周囲には断裂した縫合糸が巻き付いており,腸閉塞の原因と考えられた.UCSの合併症として,縫合糸に起因する腸閉塞が起こりうることを念頭に置き,治療を行うことが重要と考える.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 57 (1), 199-204, 2021
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569457941540608
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- NII論文ID
- 130008036662
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可