東京都在宅療養ワーキング議事録のテキスト分析による在宅療養の課題に関する探索的研究

  • 山内 和志
    東京医科歯科大学医歯学総合研究科東京都地域医療政策学講座特任教授,東京都地域医療構想アドバイザー
  • 森脇 睦子
    東京医科歯科大学医歯学総合研究科東京都地域医療政策学講座特任准教授,東京都地域医療構想アドバイザー
  • 河原 和夫
    東京医科歯科大学医歯学総合研究科政策科学講座教授,東京都地域医療構想アドバイザー

書誌事項

タイトル別名
  • Text analysis of the minutes form the Tokyo Metropolitan Government’s working group for home care
  • トウキョウト ザイタク リョウヨウ ワーキング ギジロク ノ テキスト ブンセキ ニ ヨル ザイタク リョウヨウ ノ カダイ ニ カンスル タンサクテキ ケンキュウ

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抄録

<p>【目的】東京都の在宅療養ワーキングの議事録について計量テキスト分析を行い,探索的に在宅療養に関する課題の検討を行うこと。【方法】在宅療養ワーキング議事録の文字データをKH Coderに取り込み,抽出された語について共起ネットワークを作成し,開催年度,開催地域と対応分析を行った。「死」に関連する発言の出現割合と開催地域の在宅療養に関するデータとの比較を行った。【結果】開催年度との対応分析から定められたテーマに即した発言が行われていた。共起ネットワークから語は大きく10のグループに分かれ,地域における病院と医師の役割や,医療や介護における連携,入退院の支援等に関する発言内容を認めた。開催地域との対応分析では,それぞれに特徴的な語を認めた。「死」に関連する発言の割合は西多摩が最も多かった。【結論】在宅療養ワーキング議事録の量的テキスト分析を行い,特徴的な語を明らかにし,探索的に地域における在宅療養の課題を検討した。議論の全体像と傾向を量的,視覚的に把握するのに計量テキスト分析が有用である可能性を示した。</p>

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