クローン病患者のセルフケアに関する文献検討

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  • 山本 孝治
    日本赤十字九州国際看護大学看護学部看護学科 武庫川女子大学大学院看護学研究科博士後期課程
  • 布谷 麻耶
    武庫川女子大学大学院看護学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A literature review of self-care in patients with Crohn’s disease
  • クローン病患者のセルフケアに関する文献検討 : 国内外の文献を対象にした検討
  • ─国内外の文献を対象にした検討─

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抄録

<p>目的:クローン病患者のセルフケアの実態を明らかにし,患者のセルフケアを促進する看護実践への示唆を得ることを目的に文献検討を行った.<br>方法:医学中央雑誌web版,PubMed,CINAHLを用いた文献検索を行い,本テーマに即した30文献について検討した.<br>結果:クローン病患者のセルフケアの実態として,「クローン病に関する情報の獲得と療養法の模索」,「再燃を回避するための体調コントロール」,「腹部症状による病勢察知からの対処」,「腸管の炎症を起こす引き金となるストレスへの対処」,「試行錯誤により見出した自分に合った療養法の長期的な実践」,「症状コントロールおよび他者との付き合いを維持するための食事と排泄の工夫」,「家族や同病者,医療者からの支えで療養行動を強化」,「クローン病と共に生きる中での充実した生活の維持」が見出された.<br>考察:患者がありたい姿を意識化でき,セルフケアを編み出すことができるように継続的な支援の必要性が示唆された.<br> </p>

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