書誌事項
- タイトル別名
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- Measurements of Carbonate System in the Ocean
- カイヨウ ニ オケル タンサンケイ ケイソク
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抄録
<p>地球温暖化の将来と抑制策の鍵となる,海洋の炭酸系の計測可能な四つのパラメーターpH, pCO2, 全炭酸,全アルカリ度の計測技術の現状をまとめた.採水試料を実験室でバッチ計測する技術を,センサーによる現場観測,さらに自律したブイやフロートで自動計測する技術に改良して,点と線の観測から立体・経時観測することが求められる.実用的な計測における最良の精確さは,pH, pCO2, 全炭酸,全アルカリ度それぞれ,0.002 pH, 2〜5 μatm, 2〜4 μmol kg−1, 2〜3 μmol kg−1である.自動計測が実用化されているのはpHとpCO2だが,どちらも炭酸系の極微量成分で,同期して変化するため,これら二つから全炭酸と全アルカリ度を計算すると,それらの計算値の不確かさは,実測値の不確かさより大きくなる.精確に炭酸系を決定することができるpHと全アルカリ度の自動計測システムの開発が期待される.どのパラメーターも,試料試薬を添加したり,気体透過膜でCO2を液相に抽出したのちに,液相のpHを計測することによって求めることができるので,高圧の深海の海水でも安定的なpH計測技術の開発が鍵である.</p>
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 70 (6), 301-308, 2021-06-05
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390007381131213824
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- NII論文ID
- 130008068563
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- NDL書誌ID
- 031613765
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
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- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可