下位胸椎脊髄髄内類表皮のう胞とretained medullary cordを併発した小児の1例

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  • A pediatric case of congenital lower thoracic intramedullary epidermoid cyst unrelated to spinal dysraphism combined with retained medullary cord

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抄録

<p>脊髄発生の類表皮のう胞は,全脊髄髄内腫瘍の1%未満のまれな疾患であり,先天性病変は皮膚洞などの神経管閉鎖不全に併発することが多い.我々は,retained medullar cord(RMC)を併発する,神経管閉鎖不全に伴わない先天性脊髄髄内類表皮のう胞の1例を経験した.本例では短期間に症状が進行し,初発症状である腰部の知覚過敏出現から約4週間で歩行困難となった.手術によるのう胞液の除去と病変の摘出後,約2週間で歩行可能となった.小児の先天性脊髄髄内類表皮のう胞とRMCについて文献的考察を加えて報告する.</p>

収録刊行物

  • 小児の脳神経

    小児の脳神経 46 (3), 249-254, 2021

    一般社団法人 日本小児神経外科学会

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