3次元形状を含むシーンにおける手ぶれ映像の超解像処理
抄録
本論文では,3次元形状物体を含むシーンにおける手ぶれ映像を対象とし,高解像度化する方法を提案する.これまで3次元形状物体を含むシーンを撮影した手ぶれ映像に対する超解像処理手法が提案されているが,それらは,平行移動のみを考慮した領域分割に基づく手法のため,回転などの動きに弱かった.そこで,本論文では,画像全体を小さなブロックに分割し,ブロック毎にモーションブラーカーネルを導出して,ブラー除去を行うことで,前記問題を解消する手法を提案する.デブラーした画像にMAP法に基づいた超解像処理を行うことで,より精度の高い高解像度画像を生成することができる.実験では,平行移動する物体や回転運動する物体を対象として提案手法の有効性を確認した.
収録刊行物
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- 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
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画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集 2011 951-958, 2011-07-20
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572120600704
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- NII論文ID
- 170000067323
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00077778/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles