チンダル現象を用いた三次元形状及び反射特性推定
抄録
反射光がカメラで観測できないために従来手法では計測が困難であった対象に対し,チンダル現象という光学現象を利用し,その三次元形状と反射特性を同時に計測する手法を提案する.提案手法では,物体表面にレーザ光を照射し,それを複数カメラで撮影した画像を用いて計測を行う.多数の微粒子で構成される媒体中ではチンダル現象による散乱が発生し,入射光及び反射光が媒体中を通過する様子が観測できる.これにより通常の環境では観測ができなかった物体表面での反射光をカメラで観測し,形状と反射特性の計測を行う.金属物体と黒色物体を計測対象とした実験により提案手法の有効性を評価した.
収録刊行物
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- 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
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画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集 2011 1050-1057, 2011-07-20
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050292572137861888
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- NII論文ID
- 170000067338
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00077793/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles