ライフログ写真データに基づく連想検索に関する研究

抄録

現在,Android端末やiPhoneなどのスマートフォンを用いることでライフログとしての写真データが容易に,また大量に記録出来るようになってきている.写真データを見返す際の検索方法として,写真データを付与されているExif情報から取得した日付や場所を用いる他に,自分で付与した出来事情報を用いて検索する仕組みはが存在する.写真データのコンテキストを解釈して検索することは困難である.それらを用いた写真データの検索では検索のキーとなるものを忘れてしまうと検索が不可能となる.本研究はライフログとして記録した写真データの検索に多様性を持たせ,人が記憶を辿るように検索を行う事を可能とする連想検索を提案する.連想検索を実現するために,写真データに対してExifの位置・時刻を用いてWebサービスからの情報抽出や,画像中のオブジェクトの抽出,写真データの出来事推定により自動的な多数のタグ付け方法を提案する.それら写真データに対して,付与された多数のタグを用いた連想検索の実現を目標としている.本稿ではタグ付けの実現可能性を確認するために,写真の出来事推定に用いる画像中のオブジェクト抽出に関する評価実験を行い,形状がある程度固定された物体では9割以上の認識率で認識出来る事がわかった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050011097160363776
  • NII論文ID
    170000086120
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00105003/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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